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大会2024年度【第4報】

◇◇経済地理学会総会および第71回大会のお知らせ【第4報】◇◇

2024年度経済地理学会総会および第71回大会は,下記の要領で開催します。対面での開催を予定しております。

◆日程:2024年5月24(金)~5月27日(月)

◆プログラム
 5月24日(金) 16:00-18:00 常任幹事会(8号館第3会議室)
 5月25日(土) 10:30-12:00  評議会(H303教室)
        13:30-17:00 共通論題シンポジウム(ホーイ記念館B1ホール)
 5月26日(日) 9:00-11:15 フロンティアセッション(ホーイ記念館B1ホール)
        11:20-12:20 総会(ホーイ記念館B1ホール)
        13:30-16:00 一般研究発表(H301教室)
        13:30-15:30 ラウンドテーブル(H302教室)
 5月27日(月) エクスカーション

◆会場:東北学院大学土樋キャンパスホーイ記念館

◆参加費:1,000円

◆共通論題シンポジウム :5月25日(土) 13:30-17:00(会場:ホーイ記念館B1ホール)
 テーマ:日本経済の現局面と地域経済の再編
 座長:中澤高志(明治大),柳井雅也(東北学院大)
 趣旨説明:佐々木達(法政大)
 報告者 岡田知弘(京都橘大):「日本資本主義の構造変容と地域経済の現況」
     小田宏信(成蹊大):「東北地方における工業化と工業再編の軌跡」
     佐々木達(法政大):「東北地方における農家の世代交代と農業構造の再編」
 コメンテーター:松原宏(福井県立大),末吉健治(福島大)

◆一般研究発表:5月26日(日)13:00-15:00(会場:H301)
 座長:庄子元(東北学院大)
 1.永田将真(東北大・院):スタートアップ企業の成長を促す地域要因の空間解析―東京23区を対象地域として―
 2.安田伊織(明治大・院):建設業に従事する地元暮らしの若者の就業意識と労働市場
 座長:柳井雅也(東北学院大)
 3.伊藤弘人(東北医科薬科大):地域経済循環構造と地域医療との関係に関する予備的研究
 4.川久保篤志(東洋大):柑橘産地における非農協系果汁工場の成長と経営像
 座長:岩動志乃夫(東北学院大)
 5.西原純(静岡大名誉教授):企業都市・豊田市の市町村合併過程とその特質
 6.山本健兒(九州大名誉教授):緑地帯への工場建設の企図をめぐる紛争とその解決に至るプロセス―オーストリア・フォラールベルク州の事例―

◆懇親会:5月25日(土)18:00-20:00
 懇親会費:5,000円(会場:ホテルパールシティ仙台)

◆フロンティアセッション 5月26日(日) 9:00-11:15(会場:ホーイ記念館B1ホール)
 1.木戸口智明(学振特別研究員):東北地方における水田農業の組織化と農業構造に関する地理学的研究
 座長:川久保篤志(東洋大)
 2.谷本涼(帝京大):少子高齢社会における客観的/認知的アクセシビリティの研究
 座長:関根智子(日本大)

◆ラウンドテーブル:5月26日(日)13:30-15:30(会場:H302)
 テーマ:高速鉄道による地方経済の活性化―日本と韓国の比較を中心に―
 オーガナイザー:松原 宏(福井県立大),車 相龍(長崎県立大)
 報告者 櫛引素夫(青森大):東北・北海道新幹線が沿線にもたらした変化と人口減少社会における可能性
 大谷友男(富山国際大):九州新幹線が地方経済の活性化に果たした役割
 車 相龍(長崎県立大):韓国における高速鉄道が地方経済に与えた影響と空間戦略的な背景

◆エクスカーション:5月27日(月)9:00-18:00
 テーマ:仙台市の変わる街並み
 趣意:仙台への支店・支所の集積は戦中からその萌芽が見られ,高度経済成長期の多くの支店・支所の進出が「支店経済のまち」と言われる特徴をつくり出した.この間,市街地は主としてJR東北線西側に形成され,高層オフィスビルなどは主としてJR仙台駅と国分町界隈(旧奥州街道)までの間の範囲に建設されていた.他方,仙台駅東側は鉄道路線などにより移動が東西で分断状態にあり,「駅裏」として停滞していた.しかし,仙台へオフィス集積が進む中でこの地域の整備が求められ,バブル経済期前後から大規模な土地区画整理事業が進められた.ここで新たに建設されたビルはでは,当時のオフィスの情報化や駐車場の需要の増加に対応していたことなどもあって,JR仙台駅東側の古いビルからのオフィスの移転も多くみられた.そのため,仙台駅東口は新たな市街地として急速に進展していた.この間,仙台駅西側の従来の市街地では老朽化が進むオフィスビルの建て替えも散見されたが,2010年代後半に入ると多くのところでそれが顕在化してきた.と同時に,仙台市役所建て替え事業も計画・着手される中で,「せんだい都心再構築プロジェクト」が2019年7月に制定された.ここでは市役所周辺の整備だけではなく,定禅寺通り,青葉通り,仙台駅周辺エリアなどでの街路等の整備事業をはじめとして,他にも高機能オフィスビルの整備事業も促進している.このプロジェクトでは施策活用物件として2024年3月の時点で5件のビル建設が指定され,着工・竣工予定となっているほか,2023年12月に市役所南側のオフィスビルの建て替えも発表されている.他にも仙台駅西側を中心にオフィスビルの立て替え,まちなかマンションの新築,商店街・商業施設周辺の整備事業などが多数計画・着手されている(東北学院大学キャンパス移転もその一環としてみることができる).
 今日,多くの都市ではその空間的拡大(スプロール)からまちなか居住の増加に伴う都市の縮小化に転じ,それに伴って従来の市街地の形態も特徴も変化しつつある.今回のエクスカーションでは仙台市役所建て替えとその周辺地域整備事業の説明・視察からはじまり,5つの「せんだい都心再構築プロジェクト」施策活用事業や様々な整備事業をまわり,さらに仙台駅東口再開発地域を視察する.なお,仙台市役所から定禅寺通り,一番町,中央通り,仙台駅周辺および東口への行程はすべて徒歩での移動となる.

定員:30名 参加費:500円
 コース:9:00仙台市役所集合-18:00仙台駅解散(※途中解散可能)
 申込先:千葉昭彦(東北学院大)mail: ac(at)mail.tohoku-gakuin.ac.jp
 ※お手数ですが(at)を@に置き換えてください。

◆要旨集
要旨集(PDF版)は,学会サイトで公開しています。参加される方は各自でダウンロードまたはプリントしてください。なお,要旨集の印刷・配布は行いません。

※要旨集の一般研究発表の時間変更がありましたので、5月21日前にダウンロードした方はお手数をおかけしますが、再度ダウンロードお願いします。

>第71回大会報告要旨集(PDF版)はこちら

◆問い合わせ先
 〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1 法政大学文学部 佐々木達
 e-mail:tsasaki(at)hosei.ac.jp
 ※お手数ですが(at)を@に置き換えてください。

◆大会実行委員会
実行委員長:柳井雅也(東北学院大)
ハード部門:望月理生(委員長),岩動志乃夫,品田光春,千葉昭彦(以上,東北学院大),
      高野岳彦(東北学院大名誉教授)
ソフト部門:佐々木達(委員長),浅妻 裕,大貝健二(以上,北海学園大),植村円香(秋田大),
      木戸口智明(法政大・PD)庄子 元(東北学院大),関根良平(東北大),
      末吉健治,初澤敏生(以上,福島大)

pdfファイルはこちら↓

2024年大会第4報

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