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2022年度 岡山地域大会(共催:地域地理科学会)【第2報】

1.大会テーマ:瀬戸内における地域産業の新展開

2.大会の趣旨:
 地方における製造業は,工場の海外移転や新興国のキャッチアップなど様々な要因によって縮小を余儀なくされている。今回の開催地である岡山県をはじめ,瀬戸内地域には造船や繊維などの産業が存在してきたが,いずれも最盛期に比べると量的な縮小は否めない。
 そうした中で各企業は,質的な面での新たな展開を模索しており,特に観光と関連付けた取り組みが注目されている。その背景の一つには,2010年代以降のインバウンドの急増などにより,観光産業への期待が高まっていることがある。そうした新しい取り組みには従来の製造業とは異なる考え方が求められている。具体的には,製造業にせよ観光産業にせよ,消費者が求める製品・サービスの「質」あるいは「価値」のあり方が変化していることが重要と考えられる。瀬戸内地域に限らず日本の地域産業の今後を考える上では,そうした変化を認識したうえでの考察が求められているといえよう。本シンポジウムでは,そうした観点から瀬戸内地域の製造業と観光業をとりまく新たな展開について議論を行いたい。

3.日程:2022年10月22日~23日
 10月22日(土) 評議会,シンポジウム
 10月23日(日) エクスカーション

4.開催方式:対面形式(オンラインでの配信はありません)

5.会場:岡山大学津島キャンパス自然科学研究棟(予定)

6.シンポジウムプログラム
13:30〜13:40 開会挨拶・趣旨説明
13:40〜14:20 塚本僚平(福山市立大)「地場産業を資源とした産業観光の存立に関する
        一考察 ―福山市のデニム・ジーンズ製造業を事例として―(仮)」
14:20〜15:00 望月徹(甲南大)「常石ホールディングスの造船からまちづくりへの接近
        ―尾道おける豊穣化の経済の考察―」(仮)
15:10〜15:50 出原昌直(ディスカバリーリンクせとうち)・吉田挙誠(TLB株式会社)
        尾道における新たな展開―DLSとTLB、その主な取組み―(仮)
15:50〜17:00 総合討論
        座長:水野真彦(大阪公立大学),立見淳哉(大阪公立大学)

7.エクスカーション「倉敷市児島地域のジーンズによる産業観光」
 10月23日(日)8:45 JR岡山駅2階改札口集合
        (四国方面からの方は9:30児島駅改札口前集合)
案内者:吉本勇(就実大・名誉) 現地集合で徒歩と公共バスによる巡検を予定
定員:20名,先着順
申し込み方法:第3報にてお知らせいたします。

8.参加費:シンポジウムとエクスカーションのいずれも無料
     (エクスカーションについては、公共交通機関のバス運賃、有料見学先の入館料等、別途負担あり)

9.実行委員会
実行委員長:山本俊一郎(大阪経済大)
実行委員:荒木一視(立命館大)、北川博史(岡山大)、桜井靖久(阪南大)、
     佐藤彰彦(大阪産業大)、立見淳哉(大阪公立大)、豆本一茂(阪南大)、
     秦洋二(流通科学大)、水野真彦(大阪公立大)、吉本勇(就実大・名誉)

常任幹事会および評議会の日程と場所については後日連絡いたします。

pdfファイルはこちら↓

2022地域大会第2報

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